声優ファンブログ

声優ファンによる声優ファンのためのブログ

声優養成所で絶対に勝てなかった人

声優養成所にいた時は、ずっとライバルがいました。ライバルとゆうか、私がずっと追いかけていた人な気もします。何をしてもその人に勝てない気がしていました。だから少しでもその子に勝てるように必死に努力した思い出が声優養成所時代にあります。

声優養成所って声優専門学校の時と違って、本当にずっとオーディションみたいなものなんですよね。声優養成所時代は本当に緊張感のある毎日を過ごさされました。授業1つ開けるのもその講師に名前を覚えてもらうのに必死でしたし、たまに授業中に声優事務所のマネージャーらしき人がうろうろしてるのを見ては緊張感を持ったり、とにかくずっと見られている意識が半端なかった気がします。今私がライバル視していた子は、見た目もとても可愛い子で、ずば抜けて演技力もありました。だから、やっぱり1番かわいがられていたのです。

オーディションでも毎度のように声がかかっていたし、この子はきっと本当にスターとして輝く人かもしれないっていうオーラすら感じていました。でも、私は悔しくて悔しくてたまりませんでした。どうにかしてその子に勝てる方法はないかと思って、早く授業に参加していましたし、予習も復習も欠かさずやりました。

きっと基礎を一番多く積んだのは誰か?っていう問いがあれば、私と答えてくれる人ばかりではないかとおもうくらいでした。

でも、私はなかなかオーディションに声がかかりませんでした。自分から受けれるものは全て受けるようにしていましたが、全くはまらず…講師に何が悪いのでしょうか?と聞くと、センスかな?と言われました。砕け落ちそうでした。きっと大切なことなんだろうけど、努力では補えないこともあるんだなって思いました。